『箱に纏わる話』解説 3 『壷』は奇妙な動きをする・・・
2015年03月04日 23:18『悪魔の壷』の話の続きです。はい。
さて、切り札の扱いの時点で随分、ケッタイなゲームであることに気づいた人は―――――
深遠なる『悪魔の壷』の世界に、片足突っ込んでます。お気をつけください。
さてさて。このゲームはマストフォローなんですが、フォローできない状態ってのが結構発生するんですね。
フォローできない状態ってのは、結構ミソなのです。
例えば、赤がリードされたので、赤でフォローしなくてはならないが、手札に赤がない。
みたいな。
で、手札に赤がないので、仕方なく青を出した。
するとどうなるか。無条件で負け?違うんですよ。
このゲームでは、問題になるのは、数字だけ。トリックの取得云々に色はまったく関係がない。
出されたカードに切り札がなければ、一番大きい数字のカードが勝ちますし、
フォローできてようが出来てまいが、基準値以下なら『切り札』扱いです。
例)
Aが赤23をリード Bが赤11でフォロー Cが赤がないので青17をプレイ
この場合、基準値19以下は切り札なので 赤11 と青17が 切り札です。
なのでより大きい数字である 青17 がトリックを取得し、次以降の基準値は17になります。
このルールと基準値のルールとのシナジー効果が、如何に怪しく厭らしい状況を作り出すか-―――わかるかな~?
このルールを考えた人天才だと、感心するよ。マジで。
(続く)
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